パーキンソン病の退院後における生活指導2

パーキンソン病の退院後における生活指導2入浴の注意点

・転倒に注意して入浴を楽しむ

パーキンソン病の方は、自律神経障害により血液循環が悪くなり手足が冷えやすくなります。
ですので、血液循環や自律神経バランスを整える入浴はおすすめです。

201011161922583cd

また、筋肉のこわばりや疲労もとれ、心身のリラックス効果も期待できます。
ただし、浴室はトラブルが発生しやすい場所でもあります。

以下の点に注意して入浴を楽しみましょう。

○服の脱ぎ着を座ってできるようにするため、脱衣所に椅子を用意する。

○狭い所では足がすくみやすく、また、脱衣所や浴室の床はとても滑りやすい。
転倒を防ぐため、床に置いてあるタオルや小物は整理し、通路を広くとるようにする。

○滑らないように、浴室には手すりをつけたり、ゴム製のマットを敷いたりする。

○浴槽に入るときは、まず浴槽のそばの椅子に腰かけ、片足ずつ浴槽に入れる。
浴槽のそば、浴室への出入り口に手すりがあると、つかまりながら動作ができるので安心。

○浴槽から急に立ち上がると、血圧が下がり意識がもうろうとする危険性がある。
すぐに手を差し出せるよう介助者がそばにいると安心。

○体を洗うときは椅子に座り、ゆっくりお湯を浴びる。
手の届きにくいところはボディーブラシを使うとよい。

服は着替えやすいものを

・ボタンよりファスナーやテープに

パーキンソン病になり、手足の動きが不自由になるとボタンのかけはずしなどの動作が苦手になります。
ボタン部分をマジックテープに変えるなど工夫をすると、脱ぎ着が楽になります。

また、ソックスやストッキングなどを脱ぎ着するときは、
立ったまま着替えようとすると転倒しやすくなるので、椅子などに腰かけて行うとよいです。
着やすい服としてはトレーナーのようなかぶるタイプの物もおすすめです。

その他のポイントを以下にまとめます。

○ズボンのすそが広がったものはひっかけやすく転倒の原因にもなるので、すそのすぼまったものがよい。

○ファスナーの上げ下ろし部分に、釣り糸で輪を作っておくとひっぱりやすくて便利

○ズボンのウエストの部分を、上げ下ろしのしやすいゴムにしておくと、トイレのときなどに便利。

○ゴム・ウエストにするのが難しければ、前の止める部分だけでもマジックテープにするとよい。

外に出て体を動かす

・日常動作がリハビリ

パーキンソン病では体を動かすことが大切で、適度に体を動かしたほうが薬も効きやすくなります。
これまでの生活様式をなるべく保ち、できることは自分でやるようにしましょう。

images-thumbnail2

仕事や家事、趣味などを続けることで自分の役割を発揮できる喜びもあります。
病気だからといって家に引きこもっているともっと動けなくなります。

外に出かける機会を多く持ち体を動かすことが大切です。

○買い物に行くことで、様々な人と触れ合え、旬の食べ物などから季節を感じることもできる。

○便秘の予防・解消のためにも、食後に薬を飲んでから散歩をするのを日課にするとよい。
時間は20~30分ほどでよい。

○通院は外出をするよい機会。
歩いたり電車に乗ったりすることが適度の運動になり、通院した日は調子がよくなる場合もある。

○外出時の緊急連絡用に携帯電話を持つとよい。
携帯電話はお年寄りや病気を持つ方にこそ有用。

このページとよく似たページ:

Sponsored Link


コメントを残す