パーキンソン病の退院後における生活指導1

パーキンソン病の退院後における生活指導1パーキンソン病患者とそのご家族が
退院後に気をつけるべきポイントを
転倒、食事、入浴など項目ごとに紹介します。

転倒予防の工夫

転倒の危険は外出時に限らず、屋内にも存在します。
転倒を防ぐために歩き方や照明などの工夫をすることが大切です。

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・方向転換するときは回りながら
姿勢反射障害などがあると、歩行中に方向を変えたときに転びやすくなります。
大きく円を描くようにして方向を変えると転倒の心配が少なくなります。

・明かりをつける
暗いところでは、すくみ足があらわれやすく、転倒の危険性が高まります。
玄関や廊下の曲がり角などの照明を明るくするよう気をつけましょう。
また、手すりを設置するのもよいでしょう。

・後方への転倒に注意
棚の上の物を取ろうとして腕を高く上げた際に姿勢反射障害により、
バランスを崩しそのまま後方に転倒してしまうことも多いようです。
目の高さよりも低い位置に、普段使う物を置くようにしましょう。

・スリッパは避ける
スリッパは転びやすくなるので避けましょう。もし使用する場合は、はき口が大きく、止める部分がマジックテープになっている室内履きがよいでしょう。

・杖、シルバーカーの使用
突進歩行が見られる場合、つかまるものがないと体が前に倒れやすくなります。
そこで倒れるのを防ぐために杖を使いましょう。
また、シルバーカー(手押し車)を使えば、物も運べ、疲れたら腰をかけて休むこともできます。

食事のポイント

便秘予防に、野菜、海草、豆類など食物繊維の多い物を積極的にとりましょう。
嚥下障害がある場合は、食べ物を細かく刻む、とろみをつけて飲み込みやすくするなどの工夫をしましょう。

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・食物繊維を中心に、肉や魚は夕食に
食事制限はなく、今までどおりの食生活で結構です。
パーキンソン病の方は便秘になりやすいので、食物繊維の豊富な野菜、キノコ、豆類、海草などをとるとよいでしょう。
食物繊維をとることで、腸をはじめ消化管全体の活動を高めることができます。
また、水分をとることも便通をよくします。

・細かく刻む、とろみをつける
病気が進行すると、手の振るえやこわばりによりうまく食器が持てなかったり、
箸やスプーンなどがうまく使えなかったりします。
そのような場合は、ピンセット型の箸や持ちやすいデザインのスプーンなどを利用するとよいでしょう。

また、嚥下障害により飲み込みがうまく行えない場合は、
食べ物を細かく刻んだり、かたくり粉でとろみをつけたりするなど、飲み込みやすくする工夫が大切です。
また、食事に時間がかかるので、なるべく楽な姿勢で食事するようにしましょう。

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